人材業界はやめとけ?転職する方必見ブラック企業とホワイト企業の見極め方

人材業界のブラック企業とホワイト企業を見分けよう!年収だけでないポイントを解説

「やめとけ」という声もある人材業界でブラック企業とホワイト企業を見分けるには、離職率や平均残業時間、有給取得の実績などを確認してください。コンプラ意識や業績の安定度もチェックする必要があります。

転職を検討している方は確認を!ブラック企業とホワイト企業の特徴とは

長時間労働のイメージ

転職を検討しているけれど、ブラック企業ではないか不安を抱える方も多いのではないでしょうか。よい企業かどうかは、年収の高さだけではわかりません。

こちらでは、ブラック企業とホワイト企業の特徴についてそれぞれご紹介しますので、企業を見分ける際の参考にしてください。

ブラック企業の特徴

以下の特徴が見られる場合、ブラック企業の可能性があります。

・長時間労働が常態化している

ブラック企業の特徴としてまず挙げられるのが、長時間労働が常態化していることです。厚生労働省の資料によると、月の所定外労働時間は9.3時間、1日あたりだと約32分となっています。

参考:厚生労働省「毎月勤労統計調査令和5年8月分結果確報」

近年は減少傾向が見られますが、長時間労働が常態化している企業もまだまだ存在します。特に、過労死ラインと呼ばれる月80時間に残業時間が近い、または超えている場合はブラック企業の疑いが否定できません。

参考:厚生労働省「毎年11月は過労死等防止啓発月間です」

・休日出勤が多い

休日出勤が多いことも、ブラック企業の特徴の一つです。平均的な年間休日数は120日間程度ですので、100日以下だと他社よりも休日が少なく、特に80日以下の場合はブラック企業の可能性が高まります。

・仕事量に対して給料が低い、残業代が出ない

仕事量に対して給料が低い、残業をしても残業代が出ない場合は、ブラック企業の可能性が高いといえるでしょう。特に、最低賃金を下回っている場合は違法ですので注意しなければなりません。例えば、東京では最低賃金が1,113円(2023年10月1日時点)であり、時間給に変換して下回る場合は違法と判断できます。

参考:厚生労働省「地域別最低賃金の全国一覧」

・離職率が高い

離職率が高いことも、ブラック企業の特徴の一つです。厚生労働省によると、2022年の離職率平均は15%でした。

参考:厚生労働省「令和4年雇用動向調査結果の概況」

また、大卒の新規就職者の就職後3年以内離職率は、32.3%です(2020年3月卒)。

参考:厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)を公表します

離職率は業界によっても大きく異なりますので、業界の平均値と比較してみてください。

ホワイト企業の特徴

ホワイト企業の特徴は、以下のとおりです。

・平均残業時間が短い

ホワイト企業の特徴としてまず挙げられるのが、平均残業時間が短いことです。目安としては、月の平均残業時間が20時間以内であればホワイトである可能性があります。

・有給取得率が高い

有給取得率が高いことも、ホワイト企業の特徴の一つです。年間で10日以上有給取得を行っているか否かを目安としてください。

・離職率が低い(平均勤続年数が長い)

ホワイト企業の特徴としては、離職率が低く平均勤続年数が長いことが挙げられます。目安として、就職後3年以内の離職率が20%以下の場合、ホワイト企業である可能性があります。

・コンプライアンス意識が高い

ホワイト企業は基本的に、コンプライアンスを守る意識が高いです。内部監査の実施状況やハラスメント相談窓口の有無などを確認し、コンプライアンス意識が高い企業か判断してください。

・業績が安定している

業績が安定していれば、従業員の待遇や労働環境を良好に保ちやすいです。特に、営業利益をしっかりと得られている企業であれば安定していると考えられますが、単純に「赤字=不安定」とは限らない点を理解しておいてください。

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ブラック企業とホワイト企業を見分けるポイントを理解しておきましょう!

コンプライアンスの文字

ブラック企業とホワイト企業には、一定の特徴があります。平均残業時間や離職率、有給取得日数などの数値を確認して、基準を参考にブラック企業とホワイト企業を見分けてみてください。

ただし、各数値の平均は業界によっても大きく異なる点に注意してください。実際に比較する場合は、業界の平均値や目安を確認することが大切です。さらに、コンプライアンス意識の高さや業績の安定度などもチェックして、ホワイト企業を見抜く必要があります。

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